2012年3月26日月曜日

【薄型テレビ】SONYの2011モデルはどないやねん | 家電マンKYOUの「(多分)間違いないっ!」


 まず、イイコトばかり書いてる宣伝的な記事はこちらから。
 
 (AVWatch)
 とか、
 
 (ファイル・ウェブ)
 こんなんを読んでもらえれば、新機能の説明を丁寧にしてくれているので、筆者の手間が省ける(笑)

 ■画像処理にやっと本腰を入れたSONY
 一番の強みは、EX720シリーズなどにも搭載された「X-Reality」チップに「XCA7」チップを追加した2チップ構成の「X-Reality PRO」が搭載された映像エンジン。
 「SONY史上最高画質」を謳っていますが…果たして。

 XCA7は恐らく、CREASとDRC-MFの改善版を組み合わせたものだと思います。
 「BRAVIA ENGINE 2 PRO」に搭載されていたDRC-MF3は、フルHDの処理に対応していなかったので、色抜け等がありブルーレイや衛星放送などの高解像度ソースでの使用は厳しいものとなっていました。
 XCA7では、弱点だったこのフルHDに対する処理が改善されたものと考えてまず間違いないかと。

 CREASについてはこちらから。
 

 2010年は東芝に大きく差を開けられたノイズリダクションについて詳しく調べてみると、プロセス、データベース選択型処理、高精度ビットマッピング…と東芝をパクったんじゃなかろーかと思える程似ています。
 まぁ、東芝に大きく出遅れた分、今後は半導体に力を入れるそうなので、これからが勝負なんでしょう。


どのように似て田舎暮らしと都会の生活は何ですか?

 筆者的に、BRAVIA ENGINE 2 PROと言えば遅延の問題があって購入を見合わせた経緯がありました。DRC-MF3は90ms以上の遅延があり、PS3を出しているメーカーのくせに正直ゲームでは使い物になりませんでした
 XCA7ではさらに膨大な処理をするので、遅延に関しては注意が必要。

 以前の日記でも記載した通り、パネルは従来のシャープ製からサムスン製へと移行しました。これにより、パネルによる画質の面では大きく前進しています。
 細かい点を挙げれば、40型はサムスンの旧世代パネルである可能性があるので、40,46,55インチのラインアップの中で40型を検討する際には、店頭でパネルを至近距離で凝視し、サブピクセルの配列を確認する必要があります。


私は自分の服を設計するために行くことができる場所がある

 一方、半導体以外の評価をすれば、目立った進化は見えてきません。
 ゴリラガラスの採用、導光板シートの工夫によって薄型化を実現したものの、これらの画質への影響はほとんどありません。
 画質の向上を強調せず、薄型に焦点を当てることがここ1,2年の各TVメーカーのトレンドで、画質の向上に対する投資効率が悪くなってきているのが原因かと。
 でも、前から言ってますがテレビの厚さが5cmから3cmになったからって何がどう素晴らしいの?壁掛けならともかく、スタンドがあるんだから設置場所への影響ってほとんどなくね??「軽い」とか言われても、設置した後1年に何回テレビを持ち上げて移動させるの???
 ぜひ納得のいくプレゼンをして頂きたいものです。

 なお、HX920で特徴的といえそうなのが「3DインテリジェントピークLED」ですが、これは東芝CELL REGZAに搭載されているピーク輝度と同様のものでしょう。
 エリア駆動で暗い部分を消灯、明るい部分の輝度を上げることでコントラストを稼ぎますが、ハローが目立ったり、眩しいといったデメリットも出てくるため、きちんと制御する必要があります。
 筆者的には、LED液晶を買うなら絶対直下型なので、フラッグシップモデルでもし直下型でなければ、わざわざ時間かけてこんな記事を書いたりしません。


illisは何を意味するのでしょうか?

 ■ついにUSB外付けHDDへの録画機能を搭載!!でも・・・
 ここでも東芝のパクリが!(笑)
 でも、この機能は今後のテレビには欠かせないものになりそうです。
 以前の記事でSONYやパナがこの機能を搭載するかどうかが注目だ…と述べましたが、やはり搭載してきました。歓迎すべき点ですね。

 しかし!!
 このテレビ、チューナーが一つしか付いていません。
 意味分かりますか? これは36年前の初期のテレビデオよろしく、外付けHDDに録画している間、別の番組を観る事ができないという意味です。
 終わってます
 今は1975年ではなく、21世紀になって10年も経った2011年です。
 筆者が所有しているのは東芝REGZA ZS1。去年のモデルでさえチューナーを3つ搭載し、W録画しつつ他局の番組を観る事が出来るのを考えるとオマケ程度のもの。
 正直、付ける意味なし
 いくらコストダウンの圧力が強いからって、一基数千円のチューナーを削る必要はない。それなのに4月末に発売するテレビには絶対必要ないであろうアナログチューナーを申し訳程度に搭載しているのには開いた口が塞がらない。
 SONYはレコーダーがかなり重要な収入源なので、あまりテレビ側で録画してもらうと困るというのが見え見えでイケてない。
 ハッキリ言って消費者をナメてるとしか…。


 ■総評:頑張ってるけど、やっぱ東芝が数段上。
 確かに映像処理は進化しているし、昨年モデルに比べれば格段に良くなってきている。シャープなんかよりは明らかに画質がいいし、BRAVIA史上最高画質というのも誇大ではない。それでもやっと東芝の足元に手が届いたような感じかな。
 どっかの誰かの記事で「画質が2ステップ良くなった」と書いてましたが、それもそのはず。SONYは昨年DRC-MFすら搭載せず一歩後退したんだから、2ステップ良くならないと話になりません。
 でも、東芝は3チューナー搭載。SONYは前述の通り1チューナー。
 余程のSONY信者でもなければ、あえてBRAVIAを買うという選択には「?」が幾つも出ます。

 デザインはいい。でもそれだけじゃ大枚をはたく理由には弱い。
 これからBRAVIAは何を売りにするのか、BRAVIAならではの魅力をバシッと出さないと、テレビの内部の処理がどーのとかよく分からないしあまり興味もない…という一般消費者はブランドイメージだけでシャープに流れるし、どんな映像処理がされてるのかまで調べる玄人は東芝を選ぶ。
 今年はムリでも、2年後くらいには東芝と画質の面で勝負できる事を期待してます。

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