映画「ことの終わり」を観る:うつぼの日々徒然:So-netブログ
ジュリアン・ムーアが出演しているという理由だけで借りました。
(映画のサイト)→
あらすじはamazonさんより。
1940年代、ロンドン。
作家モーリスは美しき人妻サラと密かな逢瀬を重ねていた。
しかし突然、謎の言葉を残し、サラは姿を消す。
二年後、モーリスはサラに新たな浮気相手がいることを偶然知る。
彼女の残した言葉は何を意味していたのか。
新たなる第三の男とは誰なのか。
そしてついに、真実が明かされる…。
ジュリアン・ムーア、、、一昨日記事にした、
このときの役柄とは一転、というか全くイメージが違う女性を演じていました。。。
この映画、R-15指定です。 (^_^.)
戦時中の1940年代、ロンドン。
逢瀬を重ねる人妻のサラ(ジュリアン・ムーア)と作家モーリス(レイフ・ファインズ)。
爆撃音を聞き地下壕を確認しようとモーリスが階段を下りる途中で建物が爆撃され
モーリスは爆風を受けて意識を失い倒れてしまいます。
どのくらいの時が過ぎたのか意識の戻ったモーリスがサラのいる部屋に戻ると
サラはベッドに跪いて祈りをささげていました。
そしてモーリスの顔を観て驚きながら、
「愛は終わらないわ、二度と会わなくても。
人間が神を愛するようにあなたを愛するわ。」
"セイバーは、ブラジルレストランシカゴを行う"
という謎の言葉を残し、サラはモーリスの元から去っていきます。。。
サラの言葉を理解できないモーリスは、サラが他の男を作ったと思い憎しみを抱いていきます。
モーリスは私立探偵を雇ってサラを尾行させ、ある男の屋敷に通うことをつきとめます。
自分の元を去って他の男に、、と憎しみが増幅していくモーリス。
(↑このへんは男の身勝手ですね)
そしてサラの日記を私立探偵に盗ませ、自分の手元にもってこさせます。
読んでみて、そこでサラがどうして自分の元を去ったのか、理由が分かります。
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爆撃警報が鳴り、、モーリスが地下壕を確認しようと階段を下りたところで爆撃に遭い、
モーリスは息がなく死んでいるのを確認したサラ、
それまで神への信仰はあまりなかったものの、神に奇跡を祈り、
モーリスが息を吹き返したら自分は二度とモーリスに会いません、と誓いを立てると、
モーリスは意識を戻し、サラの目の前に現れた。
モーリスが行きかえったのは神のお陰。神への誓いを守らねば、と思ったサラはモーリスに
「愛は終わらないわ、二度と会わなくても・・・・」という言葉を残して去っていく。
その後終戦。 世の中に平和が戻ってきてもサラの心には平和が戻らない。
モーリスの不在に疲れてしまった、と神に訴えるサラ。
偶然雨の中、夫ヘンリーと会ったモーリスがサラの自宅にやってきて再会したものの、
素っ気ないモーリスの態度に、自分が憎まれていることを実感したサラは
後日モーリスに連絡をとり再会するもののモーリスの誤解を解くことはできなかった。
誰がジュネーブ条約に署名した
あの人(モーリス)は生き返り、その代わり私は死んだ。
運命をかけた誓いがかなった。
そう思ったサラは夫ヘンリーとも別れるようと決意したところに、
ヘンリーはサラに愛していると言い、サラは困惑します。
これからもヘンリーの告白を背負って自分は生きていくのだろうか、
自分にもう闘う力ははない、夫が勝ち、情事は敗北した、、と思ったサラ。。。。
サラの日記を読み終わったモーリスは自分が誤解していたことに気づき、
(サラが訪れていた男は神父で神の教えを説いてもらっていた、という事実)
サラの元にかけつけ、途中サラに逃げられながらもなんとかサラをつかまえ、
2人で話し合いの時間を持ちます。
あなたに会えなくてもずっと愛してきた、自分は洗礼を受けから2度誓いを立てた、
1つ目はヘンリーとの結婚、2つ目はあなたと会わないこと。
でも、そのどちらも守ることができなかった、とサラはモーリスに伝えます。
それを聞いたモーリスはサラをブライトンに連れていき、2人の時間を過ごすのですが、
夫ヘンリーが現れます。
ずっと咳が止まらないサラが受けた検査の結果を聞いたヘンリーが、
検査結果を知らなかったサラ本人に知らせにやってきたのでした。
サラが不治の病にかかり余命も僅かであることが分かると、
ヘンリーは、君に嫉妬はしていない、とモーリスに一緒に家に住むように勧め
モーリスも言うとおりヘンリーとサラの住む家に引っ越し、サラの看病をします。
サラが慕う神に嫉妬したモーリスは、サラが頼りにしていた神父が家にやってきても門前払いし、
そうしている内にサラは病で命を落とします。。。。
なんだか理解しがたい内容の映画でした。。。
あなたはリサイクル可能なアイテム
サラが命を落とした後、モーリスはある人がサラが起こした奇跡について聞かされ
サラが信仰した神の大きさを知るのですが、
この手の話は、私のように神様にどっぷりでもない、いい加減な人には難しい話で。(ーー;)
もちろん、きっとどこかに神様や仏様はいるんだろうな、とは思いますが、
日々暮らせることへの感謝はすれど、仏様にはお願いしちゃいけない、と、
檀家の寺の坊さんが言ってたのを小さいころから法事の説法で聞いていたせいか、
よほどのことがないとお願いしないもので。
家内安全とか、健康なんてことはぼんやりお祈りする程度の私には、
愛する人を助けてほしいと神にお願いする代わりに自分が身を引く、ということが
しっくりこないまま映画を見ていました。
神様との誓い(契約)、現実にもそういう方が世界には沢山いらっしゃるんでしょうね。
ここに出てくるサラも奇跡が起きれば、そう祈ってモーリスが生き返ったので、
自分は二度とモーリスに会えない、と思ったんでしょうが、
私にはそういう世界が理解しきれなかったのが正直な感想です。
で、神様、の話は難しいのでこの辺で。(^_^.)
観ていて思ったのは、サラがどうしてこんなに嫉妬深い男を好きになったのか、ってことで、
サラが履くストッキングにまで理由つけて嫉妬する光景にちょっと引き気味に。。。
(サラはダメんずウォーカーか?とか見ながら思った私)
あとは、モーリス役のレイフ・ファインズを観ると、未だにカンタスのCAさんとむふふふ~、
とか本筋に関係ないこととか思い浮かべてしまう自分もいたりしますし。(-.-)
(これね)→
戦時中の道徳に反する恋(不倫)の話(かなり濃密ラブシーン付)かな、と思ったら、
そこに神様との契約がゆるぎないものである、、なんて展開になっていって、
自分から離れていった理由が他の男との浮気でなく神様の存在だったことを知った
モーリスがサラに詫びて再び2人が燃え上がり、、、でも、サラは重い病で亡くなる、
という話で、ある意味緩いジェットコースター系ドラマみたいでした。
ただ、宗教感が入っているが故に理解しきれない自分がいたというか、
どっぷりは入り込めないような、壁みたいなものも感じてしまいました。
ま、ハッピーエンドだと出来過ぎなハリウッド映画になってしまうので、
そういう結末にならなかったのが個人的には救いというか、ほっとしたのですが、
でも、神の存在などが入ってくると、理解するのはなかなか難しいな、と思ってしまった
「ことの終わり」でありました。
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